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相談事例

他の共有者の持分を買い取る価格について

更新日時:2023年08月23日

持分で所有する不動産の他の共有者から持分を買い取りたいので、査定してほしいと相談がありました。

不動産の持分の価格を決定するために参考にする価格は、不動産会社の査定額、路線価格、固定資産税評価額、公示価格等があります。
価格の決定についてはルールがないため、当事者間で了承する価格が売買する価格となります。

不動産の持分は市場に出しても誰もが買うわけではありません。共有不動産の持分のみとなると、単独ではその不動産を自由に使うことはできないからです。
この理由により、持分の価格は影響を受け、低い価格になってしまいます。しかし、自分以外の共有者から全て持分を買うことができる場合は、不動産全体が単独所有となり、
市場価格と同等の価格、もしくは高く取り引きされることがあります。

他の共有者から持分を買い取る価格は、不動産全体の市場価格を参考に持分相当額を出し、その不動産の状況に応じて調整した価格を当事者間で相談していくことになります。

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